私は、人から『幸せそう』と言われることが多く、主人にもいつも『ごきげん』でいることを称賛されます(笑)
たしかに、今の私は何不自由ない暮らしをさせてもらい、毎日幸せであることは確かです!
私がいつもごきげんでいられるのは、不満のない今の環境や、主人の言動(笑)、自身の楽観的な性格など、いろんな要因があると思いますが・・・
(私をごきげんにしてくれている諸々については、またご紹介したいと思います♡)
でも、これに加えて、人生で最も辛くて悲しかった経験も、かなり大きく影響しているのだと思っています。
それは、私が自分の価値観や人生観を語るうえで、絶対に避けて通ることはできない大きな要素となっています。
このブログで『ごきげん』な毎日をご紹介するにあたり、私がいつもごきげんでいられる理由(価値観編)について、少しご紹介させてください!
私の生い立ち
私は、自営業の両親と、姉、弟がいる3人姉弟の真ん中に生まれました。
しっかり者で頼れる父、穏やかで優しい母に大切に育ててもらい、何不自由のない幸せな家庭で育ちました。
家族仲はとても良く、いつも寝る直前までみんなで集合してテレビを見るのが当たり前。
姉弟もとても仲が良く、小さい頃は毎日3人で遊んでいました。
今でも絆は強く、離れて暮らしてはいますが、LINEで頻繁に連絡を取り合います。
姉と弟の存在が、私が子どもをたくさん欲しいと思う理由の1つでもあります。
両親には、小さい頃からいろんなお出かけや家族旅行に毎年連れて行ってもらいました。
(この経験は、私が旅行会社を第一志望するぐらい旅行好きになった大きな要因だと思っています!)
家族でやるクリスマスパーティーや大晦日パーティー、誕生日会などもあり、本当に幸せな記憶しかありません!
突然の悲しい出来事
そんな幸せだった日々が一転したのは、私が高校1年生の春休みでした。
大好きだった父が、突然の心筋梗塞で逝去してしまったのです。
数日前から背中が痛いと言っていたのですが、病院がそんなに好きでない父は、しばらく自宅で様子を見ていました。
でも、その3日後に家族旅行を控えていることもあり、『念のため病院に行ってくる』と診察に向かったのですが、その時に突然の発作が起き、そのまま帰らぬ人となりました。
私たち家族にとってはあまりにも突然の悲しい出来事で、現実のものとして受け入れるまで、時間がかかりました。
変化した人生観や価値観
しばらく現実を受け入れられない日々が続きましたが、母は仕事に行かないといけないし、私たちも学校が始まりました。
私たちにとってはこんなに辛い日々でも、世界はいつも通り動いているんだなということを実感する毎日。
学校ではいつも通り過ごしているものの、帰宅すると父がいなくなったという現実に絶望する。
父の存在だけ抜け落ちてしまった日常に、浮き沈みが激しい毎日を過ごしました。
それでも日常生活に救われることも多く、笑える時間が少しずつ増え、時間とともに、悲しい現実を受け入れながら、未来へ向かえるようになりました。
直後は前を向けることなんて想像していなかったので、時間の経過や周りの支えにとても感謝しています。
ただ、その経験は、自分の人生観や価値観を大きく変えることとなりました。
- 人の命は、終わりと本当に紙一重なのかもしれない。
- 人生は、明日が続くかなんてわからない
- 家族が健康で存在していることは、奇跡的で有難いこと
- 日頃の行いが良かったからといって、長生きできるとは限らない。
16歳ながら、人生についていろいろ思いを巡らせるようになりました。
私はそれまで、心のどこかで『何事も神様にお願いすれば大丈夫!』と思う気持ちがありました。
そんなときに『人の生き死にだけはどうにもならない』という辛い現実を経験し、命の尊さと有難さをこれ以上ないぐらい痛感するようになりました。
そして、『日頃の行いが良ければきっと大丈夫!』という気持ちもありました。
でも、親戚や近所の人から『とてもよくしてもらった』と感謝されるような、手前味噌でも良い人だった父が短命だったということは、私の人生観も大きく変えました。
人生なんて、本当にどうなるかわからない。
それだったら後悔のないように過ごそうという気持ちが強くなりました。
- いつまで続くかわからない人生、今を精一杯全力で生きよう!
- そして、限りある人生の時間、少しでも幸せな気持ちで満たそう!
- 大切な人のことは、全力で大切にしよう!
そう心に誓ったのです!
私が毎日ごきげんでいられる理由
私は父の死という辛い過去を経験し、『家族が健康で生きていること』だけで、心から十分幸せだと感じるようになりました。
人の命の儚さを知り、健康で日々生きられることは奇跡だと思っているので、それが叶えられることは私にとって十分すぎるほど幸せな要素なのです。
子どもたちにも『健康で長生きしてくれる』こと以外、望むことはありません。
(もちろん、他人に迷惑をかける生き方はして欲しくないですが!)
大変と言われがちな男の子兄弟ですが!
次男は発達に課題があり、今後も未知の世界ですが!
それでも家族が元気でさえいてくれたら、何も言うことはなく幸せなのです!!
(これからが大変過ぎて、いろいろ不満言いだしたりして(笑))
そんな考え方で毎日を過ごしているので、人から見るとごきげんで幸せそうに見えるのかもしれません。
仙人クラスの悟りを開いているわけでは決してありません!!
そんな私がごきげんでいられなくなる時
ただ、そんな私がごきげんでいられなくなるのは、家族の体調不良です。
健康の有難さを痛感する一方、いつ病気になってもおかしくないという危機感が常に頭を支配しています。
そのため、家族が少しでも異変を訴えると『病院行こう!!』と慌てる私。。
楽観的な性格のくせに、この問題に関しては全然楽観的じゃなく、すぐに深刻に考えてしまうんです。
おわりに
人から幸せそうに見えるほど『ごきげん』に過ごせているのは、過去の辛い経験で幸せのハードルが変化したことも、影響しているんだと思います。
決してこの経験があって良かったと思うことは永遠にありませんが、残りの人生をより大切に生きられるようになったということには意味があると思います。
また、いつ会えなくなるかわからないという危機感も常にあるため、絶対に家族とケンカしたまま『行ってらっしゃい』『行ってきます』をしないという、自分の中でのルールもできました。
今を全力で生きる!
少しでも幸せに感謝しながら生きる!
大切な人は、全力で大切にする!
これからもその気持ちを大事にしながら、日々生活していきたいと思います♡